ドンかつを食べんとする意志、最強を目指す権利
最近最もプレイされているオンライン対戦ゲームの一つに、Player Unknown Battle Grounds(PUBG)がある。
農地や都市、軍事基地、島などからなる広大なマップに空からパラシュート一着のみで放り出され、銃やアーマーといった装備を現地調達しながら最大100人でバトルロイヤルを繰り広げるF/TPSタイトルである。
「H1Z1」という同種のサバイバルゲームとしては先駆者的超有名どころを手掛けたクリエイターがディレクターとかで、「ARMA」シリーズなどリアル寄りのシューターを作ってるところが開発したりしているらしい(あやふや)
以前、近似タイトルとして「Last Man Standing」をプレイした感想をブログに書いたが、さすがにこちらは有償版ということもあって乗り物とか戦術性とかその辺りで強い。
それはともかく、今回はゲーム内容についてはやや置いておいて、このゲームをプレイする自分のメンタリティについて少し書きたいと思う。
このゲームの目的は、「最後の一人(組)になること」であり、それがつまりドンかつを食べるということである。自分も当然、ドンかつを食べたい一心でプレイしているが、言ってみれば自分以外全員敵な戦場に放り込まれるわけなので、当然勝率は低い。
プレイし始めて1月弱ということもあるものの、まだ両手の指で数えるほどドンかつを食べてないと思う。
戦績は一週毎にだかリセットされる。今週はまだノードンかつ
ところで、この戦績画像のRank1の所を見てほしいのだが、アジアサーバーSOLOで最もWin Ratingが高いプレイヤー、PlayerJPという人がいる。
昨日たまたまTwitch配信をしていたので視聴してみたところ、確かに滅茶苦茶上手い。シューターには必要不可欠なエイム力も高いように思えたし、状況判断も的確で、第一、第二パルスあたりまではパルスに削られながら一生アイテムを集め続けるといった、独自の戦術も持つ。
とはいえ、そうした高い実力をもったプレイヤーでも、常勝とは行かないのがこのゲームの面白い所で、死ぬ時は死ぬ。前見た時はもっと高かった気がするが先程の画像では勝率23%となっている。
何が言いたいかというと、最強とされるプレイヤーと自分との差異は、どうにもならない能力による部分でも開いてはいるが、同時に、どうにかなる余地も残されているのではないかと感じたということ。
超絶エイムが上手い人でも判断を間違えれば死ぬし、幾度となく培われた経験則でも戦場全体を完全に把握して毎度ベストな判断を下せるわけではない。
逆に言えば、運良く適切な判断を最初から最後まで下せていれば生き残る事が出来るのがPUBGの面白い所でもある。
上を目指すにあたって、反応速度などに限らず、知識、経験、戦術、様々な要素において他のプレイヤーと競えるというのは、PUBGに限らず他の優れたe-sports的作品にも共通して言えると思う。
ともかく、もうしばらくはリザルト画面に慰められつつ、ドンかつを食べるべくまた最強を目指すのだ。
これが「祖国に帰るんだな…」みたいな煽り力満点のやつだったらおそらくもう少しPUBGの売上は落ちていたと思うのは俺だけか(いやない)