Take my soul モヤモヤ編

モヤモヤしています

ストVの当身に関するモヤモヤ

ストVにコーリンというキャラクターがいる。氷の力をギル様に授かってなんか暗躍したりするおばお姉さんキャラである

f:id:Sou_l:20170206201452j:plain

戦闘スタイルがシステマということで、相手の攻撃を受け流す、いわゆる「当身技」を複数持つキャラとして存在する。

 

コーリンは当身判定を得ながら突進するVスキルと発生1,2F、成立すると大ダメージという当身を持ち、なかなかハチャメチャな性能なのだが、ストVにおいてこれらはあんまり良い感じで機能していないなと感じる。

 

というのは、結局のところ対空パーツや見てから反応できる牽制に対して以外は、ぶっぱの側面が強いためである。

 

1F発生というえげつなさからも、相手がちょっとでもコンボをミスってると発動したりするので、祈りながら擦るという選択肢すらある。

 

これ、自分でLv40くらいまでコーリン使ってる時は気づかなかったのだけど、相手にしてみるとこの上なくウザい。まぁそれは良いとして。

 

この当て身に対しての対処法は、「打撃を出さない」って事と、「投げる」って事である。

 

つまり、当て身判定は打撃にしか反応せず、またVスキルの方ガードされた時の不利がすごいので、ガードに弱い、ということ。

 

そして、どれだけ瞬間的に発動する当身であっても、投げには無力である。

 

ただ、このひたすら投げ多めの択でコーリンを処理する、というのがいまいちよろしくない気がしてしまう。なぜかというと、もっと良い当て身キャラの塩梅を知っているからだ。

 

DOAシリーズにマリー・ローズというキャラがいる。画像でみると見たことある!っていう人も多そう。彼女である。

f:id:Sou_l:20171106195804j:plain

このマリーローズ、格闘スタイルがステマで、ホールドというDOAシリーズにおけるいわば当身技が強力なキャラクターである。既視感。

 

自分はコーリンは完全にマリーちゃんからエッセンスを吸い取ったキャラだと思っている。当身以外は割りと違うけど。

 

とはいえ、DOAシリーズにおける当身は、ストVにおける当身よりもシステムとして面白いという話だ。

 

DOAにおけるすくみは、打撃>投げ>ホールド>打撃、という3すくみである。

 

打撃はホールドに取られ、投げに勝ち(一部打撃に勝つ投げも存在する)、投げはホールドに勝つ。

 

ここで注目なのは、その行動を咎めた時のリターンが大きくなるということだ。

例えば、ホールドはスタンなどを受けていない際にたとえコンボの途中だろうが無限に割り込んで擦る事ができる。

 

これだけ聞くとホールド最強かよ、と思うかもしれないが、明確な弱点も設定されており、それは「ホールド硬直中に投げられると大ダメージを受ける」ということである。

 

つまり、めちゃくちゃこすれるけど読まれるとリターンがめちゃくちゃ痛い技、ということでホールドはバランスが取れているのである。(それでも擦り続ける人はいるけどそれはスタイル)

 

あと、マリーちゃんの性能の話をすると手足がロリなのでやたら短く、接近するまで大変でかつ、近距離から特殊ホールドを決めないと大ダメージが取れない、というかなり玄人仕様であるが、このあたりはコーリンの絶妙なリーチの短さにも受け継がれている気はする。

 

で、

DOAに比べてストV(コーリンの)当身おもしろくなくない?って話をしたかったんだけど、結局昇竜が読み合いとして不健全すぎへん?っていういつも話につながってくる感じがしてきた。

 

要は、打撃と投げと飛びに勝つ無敵昇竜という存在があって、エグいよねっていう話で、それに比べると当身は打撃にしか勝てないんだからまだ良心的じゃん、というところで決着しそう。というか今俺の頭の中でした。

 

当身やメイルという絶妙な性能の技を駆使して接近するしかないが接近するとそこそこ強い、っていうコーリンの設計自体はそれなりに面白いんだけど、見てから反応できる技が少ない(というか反応できない技が強い)ストVではあんまり機能しないよね、っていう残念さもあるかもしれない。

 

敢えて不利を背負ってから相手がフレーム的に弱い暴れをしたら問答無用で当身を取る、それもまた読み合いという境地であれば何らモヤモヤはなかった……