Take my soul モヤモヤ編

モヤモヤしています

最後のジェダイを見た感想

長さの割に得られるものは少なめ、という印象を受けた。

 

SWは1,2,3,4,5はみているはず(正直4,5,6はあやふや)

 

島国大和さんのブログの感想記事を読んで、あ~なんか確かにそんな感じだな~という所がしばしばあり。

 

あちらでは、「雑さ」という言葉で色々と説明されており、概ね同じ印象を抱いた。

 

広告ポスターのコピー的に、ライトサイドとダークサイドの均衡がテーマくさいんだけど、あんまり駆け引き感がなかったのは多分この2つの面を象徴する二人のジェダイのキャラがいまいち弱いってことなのだろう。

 

どっちかというとパワーだけむっちゃ高い若手に老害化した上司が退場を強いられた回、という感じ。

 

開幕からX-ウィングによる単騎特攻でドレッドノートのタレットを破壊しまくるパイロットのおっさんが出てくるんだけど、シールドで船は守られてるけどタレットは無防備なの?なんか物理的に干渉する系のシールドだから他のシーンで潜入する時は部分的にシールド切ったりしたのに?って感じでフワフワしている。

 

あのシーンはドロイド君が複座に乗っててサポートしまくる、ってところに全部集約している。

 

レジスタンスがもう追い込まれすぎてカミカゼしかやることがなくなっているのは悲しいながら、クルーザーをジャンプさせたら超質量弾みたいになって敵艦が裂かれたのでこれジャンプドライブを小型化してマスドライバーみたいに打ち出す砲台つくったら強ない?とか思ったり色々である。

 

基本的に帝国側が物量で有利だけど敵なめすぎ、上層部のメンタル弱すぎ、みたいな印象と、レジスタンス物資なさすぎ、メンタル強すぎ。(王道だし、まだレジスタンスが膨大な犠牲を出しながら戦ってる分リアリティなのかもしれない)

 

全体的にアツいシーンがあんまないな、っていう感じで、個人的にはクルーザージャンプさせた人とかが好きになれたんだけど自己犠牲してしまうので辛い。辛さだけがある。

 

冒頭のX-ウィングが旋回するシーンとか、映像としてかなりかっこいいシーンというのはあるものの、SWといえばライトセーバーの殺陣でしょ、みたいなところも少ない割にまぁまぁくらいの絵で物足りず。

 

構成として常にギリギリセーフ、って感じで話が進む割に、あんまりカタルシスがなくて、計算されすぎて逆に陳腐な印象を受ける。因縁あるような敵もサクサク死ぬし、なんかこう深みがない。

 

前作みてないというのもあって、え、なんでレイア姫宇宙空間から戻れたん?とかちょっと不明瞭なところがあったり。

 

基本的にメカニックが更新されないので、新兵器でウラーをやるのは大体帝国というのはあるし、レジスタンスもいやそこで反転するんかい、みたいな決死行ちゃうんかい、みたいな謎のシーンがあったりする。

 

とはいえ、最後にレジスタンスが立て籠もった赤い塩湖での防衛戦は、旧式スピーダーのスキーモジュールや帝国軍の砲撃で掘り出された塩がさながら血のような紅で、この戦いにおける流血を表していたりするように感じる美しいシーンだった。それは掛け値無しで良かった。

 

人間同士の戦いのシーン、西洋剣術的な小手に剣をつがえるみたいな構えとかおっスタイリッシュか?っていう予兆はあったんだけど、う~んなんかう~ん。

 

ジェダイの女の子が棒+ライトセーバー何かなと思ったら結局ライトセーバーだし、棒は?とか思ってしまった、棒。

 

ダークサイドの人の十字型ライトセーバーはいまいち十字である意味を感じなかったけど生成音が禍々しいのでそれだけで良いのかもしれない。

 

というより、終わり方がまだ戦いは始まったばかりだ・・・だし、この作品一本から受け取れるものがあまりないという印象で、シリーズのファンはこれでいいのかな?と聞いてみたくなるような出来。

 

 

あと初めて3Dみたんですけど、メガネの上から3Dメガネかけるとフィット感が皆無で、あと立体視がなんというか、レイヤー別に表示してる感じが際立つ感じなので、逆に作り物感がブーストされたりした。

 

巨大物が迫ってくるところはすごい迫力あるんだけど、人、背景、物体がそれぞれレイヤー別に配置されているようなシーンだとなんか、非常に作り物感が増す。というか全体をまんべんなくみれなくなるので映像を細部までみれない。字幕でてると字幕しか見れない感じになる。

 

むちゃくちゃ雑多に書き連ねてアレなんだけど、ざっくりまとめると

 

・映像は良い

・殺陣は微妙

・話は微妙

・自己犠牲つらい

・キャラ微妙

・老人が退場して世代交代回みたいな感じ

 

です。